ブロークン・アロー
BROKEN ARROW
フォックス
1995年アメリカ映画、109分
<ストーリー>
最新銃ステルス爆撃機のパイロット・ヘイル大尉は核弾頭を搭載しての演習中に予期せぬ事態に遭遇する。隣で操縦していた上司ディーキンス少佐が核弾頭を強奪した上、基地に「ヘイルが狂った」と嘘の連絡。機外に放り出されたヘイルは、消えたディーキンスの後を追うが──。
<キャスト>
ジョン・トラヴォルタ、クリスチャン・スレイター、サマンサ・マシス、ボブ・ガントン、デルロイ・リンドー、ハウィー・ロング
<スタッフ>
監督:ジョン・ウー
製作:マーク・ゴードン
脚本:グラハム・ヨスト
音楽:ハンス・ジマー
<レビュー>
ジョン・ウー監督は香港活劇映画の巨匠。この「ブロークン・アロー」は「ハード・ターゲット」に続くハリウッド進出第2作目。やはりジョン・ウーらしくアクション満載のハイパーテンス・ムービーとなってます。
この映画の見所はさっきも言ったように目を見張るアクションです。核弾頭を盗んだ上官を主人公が追う、というストーリーの中で、目を見張るアクションシーンが次から次へと展開していきます。だから109分なんてあっという間。(実際この映画を映画館で観た時、60分に感じられました。)ヘリコプターなんかどれほど爆発したことか。爆発シーンだけでなく、列車の下にしがみついたり、坑道の中で銃撃戦を繰り広げるなどアクション映画に必要な要素がてんこ盛りです。ジョン・ウー監督は必ず2丁拳銃を登場させますが、この映画でも健在。2丁拳銃を持つクリスチャン・スレイターが決まってます。
脚本、製作の2人は「スピード」のコンビ。この2人だからこそストーリーがスピーディーでテンポのよい映画となってるのかもしれません。それにしても本当に核爆弾が爆発するとはねぇ。核爆弾がギリギリで爆発するのをくい止めるあらすじかと思えば、本当に爆発しちゃいました。地下で爆発したとはいえあれ程の衝撃で済むのかどうかが疑わしいですが、まあ核が爆発するのを見せる映画は久しぶりですよ。
主演のジョン・トラヴォルタは「パルプ・フィクション」で復活して以来出演作が増え、この「ブロークン・アロー」は久々のアクションものでしかも悪役。対するスレイターはここのところ音沙汰無し。トラヴォルタはテロリストの役に良く合ってて悪役も演じれることがわかりました。まあクリスチャン・スレイターも良かったけど、ちょっと顔が子供っぽくて違和感がありました。
アクション好きにはたまらない映画となってるね。僕もこの映画でジョン・ウーが好きになりました。最近は「ウィンド・トーカーズ」や「ペイチェック 消された記憶」など新たなジャンルに挑戦してますが、原点に返ってこういう活劇も作ってほしいと思います。
<評価>
8点(満点10点)爆発起こりすぎ・・・。
<DVD>
特典
オリジナル劇場予告編
時間 109分
色彩 カラー
面・層 片面2層
映像 16:9/LB
リージョン 2
字幕 日本語・英語
音声 1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語
2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
販売元フォックス・ホーム・エンターテイメント
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