バットマン フォーエバー
BATMAN FOREVER
ワーナー・ブラザーズ
1995年アメリカ映画、119分
<ストーリー>
ゴッサム・シティに新たな強敵が出現。虚飾と邪悪、二つの顔を持つ“トゥーフェイス”。そして、恐るべき洗脳マシンを発明した謎の怪人“リドラ−”。共通の敵であるバットマンを永遠に葬るべく同盟を結んだ彼らは、街を破壊しバットマンをおびき寄せる。窮地に陥るバットマン。だがそのとき、最強のパートナー、ロビンが登場! バットマン&ロビン対リドラ−&トゥーフェイス。正義と悪の最強タッグによる死闘が、いま始まる!
<キャスト>
ヴァル・キルマー、トミーリー・ジョーンズ、ジム・キャリー、二コール・キッドマン、クリス・オドネル
<スタッフ>
監督:ジョエル・シューマカー
製作:ティム・バートン
脚本:アキヴァ・ゴールズマン
音楽:エリオット・ゴールデンサル
<レビュー>
バットマン・シリーズももう3作目。今回から監督がティム・バートンからジョエル・シューマカーにバトンタッチ。中身が前2作と色々変わってます。
相変わらずなのはキャストの豪華さ。ヴァル・キルマー、トミー・リー・ジョーンズ、ジム・キャリー、二コール・キッドマンって、今では考えられない超豪華キャストです。(ちなみにトゥー・フェイスの横にいる娼婦役で、ドリュ―・バリモアが出てます。)しかも今回からバットマンの相棒、ロビンが登場。若手俳優クリス・オドネルがやってます。まあ今回敵の印象があまりにも強いので、バットマンの印象が薄い。しかも普通の青年っぽいヴァル・キルマーがやってるからよけいに薄いですねぇ。逆にその敵がいい味出してて、どっちもいかれキャラを上手く演じていました。僕的にはシリーズで一番気に入ってるキャラかな。でも残念だったのは意外と普通にやられたこと。特にトゥー・フェイスがコインで原因で死ぬって、そりゃ納得できへんわ。
思ったんですが、前2作よりアクションが増えてません?ビルの壁をバット・モービルが走るシーンのような変わったアクションは無かったかな。バット・モービルといえば、これもかなり変わってしまいました・・・。乗るのに邪魔なほど装飾品がくっついて、初期に原型がもう無いです。(人それぞれですが、僕は前のモービルが好きですね)また今回初めてウェイン邸が敵に押し入られて、モービルや武器が全部破壊されてしまいます。バットマンは一体これからどうすんねん!?・・・、と思いきや何と今回新たにボートと進化した飛行機が出現!(でもこれも意外と地味に破壊されて沈められました。)とりあえず、結構アクション描写が増えてました、その分観るのが楽だったかな。
監督がジョエル・シューマカーになったからなのか、ティム・バートンの時のブラック・ユーモア的なものがかなり少なくなりました。今まではジョーカーやペンギンなど、ブラック・ユーモアを吐く敵役で、バートンの独特な世界を演出してたと思うんですが。まあ今回のリドラーはまだそんなキャラに近かったかな。
結論として、前3作で一番アクション要素の強い作品でした。
<評価>
6点(満点10点)
<DVD>
特典
ジョエル・シュマッカー監督による音声解説,
なぞなぞ:なぜバットマンは永遠か? (23分),
コウモリの影パート5:ヒーローの再構築 (28分)
ヒーローたち
バットマン (4分),
ロビン (2分),
チェイス・メリディアン博士 (2分)
悪党たち
リドラー (4分),
トゥー・フェイス (2分)
バットマンの裏側
闇の中から:バットマン フォーエヴァーの美術 (12分),
ゴッサム・シティーのいろいろな顔 (13分),
バットマン フォーエヴァーのスタント (5分),
バットマン フォーエヴァーの特殊効果 (7分),
バットマン フォーエヴァーの音楽 (6分)
未公開シーン集 (7シーン/19分),
ミュージック・クリップ Kiss from a Rose by Seal (4分)
時間 121分+135分
色彩 カラー
面・層 片面2層×2
映像 16:9/LB
リージョン 2
字幕 日本語・英語・日本語吹替え用字幕・音声解説用字幕
音声 1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語
2:DTS/5.1chサラウンド/英語
3:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
販売元ワーナー・ホーム・ビデオ
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