バットマン ビギンズ
BATMAN BEGINS
ワーナー・ブラザーズ
2005年アメリカ映画、140分
<ストーリー>
ブルース・ウェインの頭から片時も離れることがないのは、眼前で最愛の両親を射殺された忌まわしい記憶。成長したブルースは悪を倒し、恐怖心に打ち勝つ術を見つけるため、世界中を放浪する。やがてラーズ・アル・グール率いる“影の軍団”にスカウトされ心身を極限まで鍛え上げるブルース。永い修行を終えると同時に“影の軍団”の真の目的を知り、組織を離れることを決意する。だが、7年ぶりに戻ったゴッサム・シティーは、犯罪と不正にまみれ悪が蔓延する街になっていた。ブルースは忠実な執事アルフレッド、科学者フォックスらの協力を得て、「もうひとりの自分」を解き放つ。それは正義を全うすべく揺らぐことのない信念と強靱な肉体を漆黒のスーツに包み、恐怖を敵の心に植えつける闇の騎士“バットマン”だった。
<キャスト>
クリスチャン・ベール、リーアム・ニーソン、マイケル・ケイン、モーガン・フリーマン、ケイティ・ホームズ、ゲイリー・オールドマン、渡辺謙
<スタッフ>
監督・脚本:クリストファー・ノーラン
脚本:デヴィッド・S・ゴイヤー
音楽:ハンス・ジマー、ジェームズ・ニュートン・ハワード
<レビュー>
バットマンシリーズ久々の新作!ということで早速見ました!豪華出演陣の中になんとあの渡辺謙さんが出演!アクションシーンもパワーアップ!いろんな面で過去の作品を超えています。
久々の新作ということで、原点回帰したストーリー。というより今までのものとは違って、主人公の内面にかなりズームアップされた重厚なストーリー。かといって程よいアクションシーンも入っていて、シリーズ中一番面白いストーリーだったと思う。さらに気に入ってるのが「バットマンや武器はどうやって生まれたか」などの興味深い話が含まれているところ。「へ〜、こうやって武器は作られたんだ〜」とかが分かって、前作を観てる人だとニンマリするだろう。しかもただの単調なストーリーではなくて、後半にはあっと驚く展開が・・・。
今回の脚本は監督のクリストファー・ノーラン。彼は「メメント」や「インソムニア」などの新感覚サスペンスを作ってきましたが、このような上質な娯楽作品も作れるなんてビックリ。実は「メメント」と「インソムニア」の2作品も個人的にとても気に入ってて(特に「インソムニア」が好き)、結構この監督が好きなんですが、今回の見事さも感服しましたわ。サスペンス系の監督だと思っていたので、今回監督を担当することはまあ驚きましたけどね。
それにしても出演者はなんでこんな豪華なの!?クリスチャン・ベール、リーアム・ニーソン、モーガン・フリーマン、マイケル・ケインだぞ!?もう主役級の俳優ばっかりだ。その中に我等が渡辺謙が入ってるのも凄いけどね。向こうに渡って仕事するなんて、ホント凄いことだよ!これからも頑張ってくらはい。
あと良かった点は、今までとタイプが異なるキャラの敵が出たこと。今までは怪物系が多かったけど、今回は普通の人間(クソ強いけど)。それだけに超人的なバットマンと戦うっていうのがなんか面白そうだよね。そのアクション・シーンもいつもよりダイナミックで迫力あり。今までの敵は怪物系なんだけどコミカルな感じが入ってて、バットマンのダークな面があまり無かったように思われるので、今回のダークな感じがホントにかっこよくて気に入ってます。とりあえずストーリー、キャラクター、アクションの色んな面が個人的に満足のいく映画でした。
<評価>
8点(満点10点)
<DVD>
特典
ジャーニー・ビギンズ (14分),
精神と肉体の鍛錬 (12分),
ゴッサム・シティー建設 (12分)
ケープとマスク (8分),
タンブラーの製作 (13分),
撮影への道 (14分),
ゴッサム・シティーを救え! (12分)
コウモリの起源 (14分),
極秘資料(キャラクター、バットマンの戦闘ツールの紹介/テキスト)
アート・ギャラリー (US、インターナショナル、未使用のアートワークやポスターなど)
隠しボタン #1 (1分),
隠しボタン #2 (1分),
隠しボタン #3 (2分),
オリジナル劇場予告編
時間 140分
色彩 カラー
面・層 片面2層×2
映像 16:9/LB
リージョン 2
字幕 日本語・英語・日本語吹替え用字幕
音声 1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語
2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
販売元ワーナー・ホーム・ビデオ
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