アンナと王様
ANNA AND THE KING
フォックス
1999年アメリカ映画、148分
<ストーリー>
19世紀末、東南アジアの国シャム(現在のタイ)。モンクット国王は、王子達の家庭教師として英国人アンナを迎え入れた。西洋に育ったアンナは封建的な国王と何度も衝突するが、国を愛する王の心に打たれ徐々に絆を深めていく。その頃、隣国ビルマによって国境地帯が襲撃、その影には侵略を企む英国の影が!さらに国内で勃発したクーデターにより、王国に危機が迫る!
<キャスト>
ジョディ・フォスター、チョウ・ユンファ、バイ・リン
<スタッフ>
監督:アンディ・テナント
原作:アンナ・レオノーウェンズ
音楽:ジョージ・フェントン
<レビュー>
気分はタイ(?)。というわけでタイが舞台の「アンナと王様」を観ました。ちなみにこの映画は56年作、ユル・ブリンナー主演の「王様と私」のリメイクです。
ストーリーはジョディ・フォスター演じるイギリス人女性アンナが家庭教師としてタイの王宮にやってくるところから始まります。アンナは異境の地、タイでの暮らしに戸惑いながらも自分の道を突き進み、タイのモンクット国王とは時にぶつかり合いながらも互いを認め合い魅かれ合っていきます。
良かったのがこの、国王とアンナとの大人の恋のドラマ。きちんと2人の心の揺れ動きと心情が描かれていました。また大人な感じのジョディだからこそ、このラブ・ストーリーに合ってるよね。まだまだ子供の僕には到底まねできませんが、将来こんな恋してみてぇなぁ・・・。結局アンナと国王は最後までキスはしません、それは許されない恋だとわかってるからかな、クゥーっ。最後のダンスシーンはむっちゃ美しいよね、とても印象的です。2人は別れなければならないと分かっていると観ていて切なくなりましたわ。敵との戦いのシーンや橋の爆破シーンも迫力あった。まあ個人的にはアンナの息子と皇子とのシーンももっと入れてほしかったなぁ、でもストーリー的に満足できるものでした。
ジョディはもちろん、チョウ・ユンファの演技は良かった。貫禄のある、心の広い国王がピッタリはまってました。しかし最大の見所はタイの王宮のセットとタイの広大な自然。セットが超でかい!しかもかなり精巧で美しい、よく作ったよね。このスケールには感動しました。この2つが在ってこそラブ・ストーリーも一層映えるよね。
この映画を観てタイの奥地に行ってみたいと思いました、観てよかったです。
<評価>
9点(満点10点)
<DVD>
特典
音声解説(監督),
メイキング(約15分),
ミュージック・クリップ“How Can I Not Love You?”,
オリジナル劇場予告編
時間 148分
色彩 カラー
面・層 片面2層
映像 16:9/LB
リージョン 2
字幕 日本語・英語
音声 1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語
2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
販売元フォックス・ホーム・エンターテイメント
トップへ戻る
レビューへ戻る