last update:2006/10/07

s-nobの熱帯魚

Top > 熱帯魚一覧 > ポリプテルス・デルヘッツィ(ショートボディ)

ポリプテルス・デルヘッツィとは?

仲間 ポリプテルス
学名 Polypterus delhezi
分布 ザイール河中流域(アフリカ)
全長 40cm
外見的特徴 体側縦に入るバンド(個体差有リ)
小型ポリプ最大となる背ビレの数
背ビレが始まる位置が顔に近い
ポリプの中でも小顔で、顔が扁平にならず三角錐のような感じになる
ショートボディタイプは寸詰まりな体型になる
写真 580x350(38226bytes)

ショートボディタイプのデルヘッツィです。体長は17cmほど。

外見的魅力

体側バンド

デルヘッツは体側に黒いバンドが縦に入ります。
このバンドは非常に個体差があり、デルヘッツィを選ぶ時には目立つ部分なので自分好みのバンドを選んだり、コレクションしたりしても面白いです。
このバンドは6cmごろには完成するようで、それ以降の変化はあまりないようです。
また中にはバンドの無い固体も存在するようです。

背ビレ

デルヘッツィの背ビレは小型ポリプの中では最も数が多く、そして顔に近い位置から生えています。
お陰で小型種ながら大型種にもヒケを取らないほどの存在感があります。
また変な話ですが、私のようにニョロニョロした蛇系が苦手な人にも受け入れ易いと思います。

デルヘッツィの顔付きを簡単に説明すると「上顎が突出するタイプで、顔が三角錐を倒したように尖ったようになり扁平でない」という事になります。
他のポリプに比べてふてぶてしさがなく、それでいてスマートな顔だと私は思っています。

飼育時の注意

狭い所に入り込む

私は2本用のヒーターカバーに1本だけヒーターを入れて使っていました。
ある日水槽を覗くとこのヒーターカバーの空いたもう1本のヒーターを入れる場所にデルが入って抜けられなくなっていました。
当然近くにはヒーターがありましたから軽度ではありましたが火傷を負わせてしまいました。
これはヒーターのコードを出す所から侵入したのですが「まさかココから」という感じでした。
この事は次の注意にも続く事なのですが、考えられる限りの穴を塞いだ上で、考えられないような穴まで塞ぐ、そこまでの対処が必要なんだと痛感しました。

脱走

これは他のポリプにも言える事ですが、とにかくポリプは水槽からの飛び出し事故が絶えないようです。
ポリプを飼う時には合言葉のように「脱走注意」と言われているのに、なぜこれが防げないのか。
それは上の「狭い所に入り込む」でも説明したように考えもしなかった所から脱走するからです。
例えば上部フィルターの落水パイプ(L字タイプであっても注意は必要)から、上部フィルターのポンプの隙間などなど、思いがけない所から脱走するようです。
また換水時にちょっと目を離したスキという盲点もあるようです。
多くの人がわかっていながら防げなかったという事実を受け止め、細心の注意と対策が必要になるでしょう。

パニック

デルは急に驚かすと狂ったように水槽を泳ぎ回る事があります
そんな時によくガラス面に衝突して鼻先を潰してしまう事があるそうです。
せっかくの可愛い顔なんですから、極力驚かす事のないようにするか、水槽を大きくしたりする対処が必要なようです。

飼育記録

デルヘッツィの飼育記録はブログの方に「ポリプテルス飼育記録」というカテゴリで記しています。
ここをクリックして頂ければ「ポリプテルス飼育記録」の一覧を新しい方から順に別ウィンドウで表示します。

copyright(c) by s-nob. 2004 All rights reserved