last update:2006/09/17
仲間 | アナバンティッド |
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通称 | チョコグラ |
学名 | Sphaerichthys osphromenoides osphromenoides |
分布 | マレー半島、スマトラ半島 |
全長 | 5cm |
外見的特徴 | 名前の由来ともなっている体色のチョコレート色 体に入るバンド ヒレに入る色 |
写真 |
体色は「チョコレート色」と表現されますが、その一言では言い尽くせぬほどの深みを持っています。
上で紹介した写真ではもちろん表現できていませんし、雑誌や図鑑などに載っている多くの写真などで見るよりも実際はもっと素晴らしいのです。
この色をうまく表現できないのは非常にもどかしいのですが、見た事のある人なら「チョコレート色」と一言では表したくないと皆思っているはずですよ。
この色を見るためだけにチョコグラを飼育したとしても惜しくはないと思います。
こういうのを<必見>というのでしょうね。
チョコグラの体には数本の線が入っているのですが、この色がまた素晴らしいのです。
よく図鑑などでは「乳白色」という表現が使われていますが、私は「金色」だと思っています。
上の写真は水面付近にいるチョコグラを撮影したものですので光はかなり強く当っていますが、フラッシュなどはたいていません。
いかがでしょう、金色に見えませんか!?
これが水槽の中で<キラッ>と光るんですから、魅力的です。
成熟すると尾ビレ、背ビレ、そして特に尻ビレに赤い発色が見られるようになります。
残念ながら上の写真の固体はこの発色がまだまだなんですけどね。
厳密には「飼育時の注意」ではないのですが「購入する時に良い固体を買う」というのがチョコグラを飼育する上での最大のポイントだと思っています。
近年は「入荷状態がだいぶ良くなってきた」と言われていますが、それでもお店に入荷した後、立ち直る事なく全滅していったチョコグラを何度も見てきました。
私なりのポイントは「尾ビレを開いているか」「ヒレに変な斑点(小さい点)が付いていないか」「体表が赤くなっていないか」というのを最低限のポイントとして見ています。
とはいえそれでも「わからない」というのが本音です。
ですので上記のポイントを参考に「入荷後1ヶ月以降」を安全ラインと考えています。
とはいえこの要件を満たすチョコグラにはなかなか出会えないんですけどね。
早く見る目を養いたいものです。
上記のように導入直後の病気が一番恐い魚種ですので、追加などをする時にはトリートメントタンクで様子を見てから合流させるのが無難だと思います。
かなりの食いしん坊な魚ですので人工飼料などにも餌付きやすいという印象を持っています。
とはいえワイルド固体が0多いチョコグラですので、最初から食べてくれるとは限りません。
そんな時は冷凍赤虫などで体力を付けつつ、馴らしていけば良いと思います。
ウチでは沈下性から浮上性、フレークからタブレットまでほとんどの人工飼料を食べています。
チョコグラの飼育記録はブログの方に「チョコグラ飼育奮闘記」というカテゴリで記しています。
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