last update:2006/09/16
仲間 | コイ科 |
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学名 | Puntius titteya |
分布 | スリランカ |
全長 | 4cm |
外見的特徴 | 雄は全身真っ赤な体色 雌はヒレの一部が赤く色付き、体は赤みを帯びた黄色く |
写真 | ![]() 雄です。買ったばかりの頃でまだ成熟前の子供といった感じです。 ![]() 雌です。こちらは繁殖可能な状態です。 |
上の写真を見て頂ければ雌雄でその体色が全く違う事がわかると思います。
「チェリーバルブ」という通称名の元にもなったのはもちろん雄の赤い体色で、これは飼い込む事で非常に鮮烈な色となります。
そんな雄の影に隠れてしまっている雌ではありますが、雌も非常に綺麗な魚である事は間違いないと思っています。
確かに派手さで言えば雄の鮮烈な赤には敵わないかもしれませんが、雌のうっすらと赤みを帯びた黄色い体色と背ビレなどの一部が赤く染まっているのを見ると、それだけで十分に綺麗だと思わせてくれる魅力に溢れています。
どうも「チェリー」という名前から「赤」をイメージして購入する人が多いようで、この雌の華麗な体色が軽視される傾向にあるのは残念です。
お店でも雄だけを敢えて買っていく人も多いようで、雌だけが残った水槽をよく見掛けます。
特に「赤」という事に拘らないのであればぜひ雌も混ぜて飼ってみる事をお薦めします。その方が雄もよりやる気を出して赤く燃え上がってくれる筈ですしね。
また雌だけを飼育するなんてのも逆にオツな事かも知れません。
雄よりも協調性が良く、少数飼育でも問題が起きにくいのは雌の長所ですから、小型水槽で数匹しか入るスペースがないという時などにはピッタリです。
雄を2匹だけで飼っていたり、雄1匹・雌1、2匹などの少数で飼育していると雌や弱い方の雄がいじけてしまう事がありました。
とはいえ餌も食べにこなくなる程のイジケではありませんでしたが、それでも元気に泳ぐチェリーが見たいのであれば数を多めに飼ってあげるのが良いでしょう。