発行所 | 株式会社ピーシーズ | |
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(第1刷)発行年月日 | 2004年6月30日 | |
所有刷数 | 2004年6月30日(初版) | |
値段 | 3500円 | |
ページ数 | 510ページ | |
概要 | 熱帯魚1800種、水草300種の割合で掲載している図鑑です。 但しここで言う熱帯魚の中にはザリガニや貝類も含まれています。 各種類には写真、学名、分布、最大全長(葉長)、簡単な説明が付されています。 索引は和名、学名どちらからでも索けるようになっています。 また巻末には「飼育の仕方」や「各器具の説明」「病気」についての簡単な説明が付されています。 |
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中身 | ![]() 図鑑部分 ![]() 巻末の熱帯魚飼育の解説部分 |
大き目で、魚の特徴をよく捉えた綺麗な写真を多用しています。
和名だけでなく学名からも索け、索引はしっかりしています。
また魚だけですが訂正INDEXとして別冊の形で索引が付いており、重い本ではありますが手軽に索けるようになっています。
各種の説明には最小限の説明が付されていますが、この説明が端的によくまとめられており、その種の概略をサッと掴むのにうってつけです。
上にアップした図鑑部分の写真を見て頂ければわかるのですが、写真と説明が離れてレイアウトされています。
ですので写真を見てから説明を探すのが面倒に感じる事が多々あります(もちろんその逆も)。
このレイアウトのお陰で大きな写真を多用できているのはわかりますが、せめて番号を付すなどの工夫が欲しかったです。
改訂時に付け加えた種類を後付けにしているだけなので種類毎の掲載が統一されていません。
これはナマズやカラシンと言ったような大まかな種類分けではそのような事はないのですが、例えばコリドラスを例にとると、この仲間はP241〜249に掲載されているのですが、そのあと約30ページほど離れて改訂時に追記された種類がP275から載っているのです。
これではコリドラスだけを見たい時に至極不便です。
上記の「悪い点」は図鑑として致命的な短所ですが、それでもこの図鑑を買って後悔はしておりません。
値段は3500円と決っして安いと感じられる値段ではありませんが、中身の充実ぶりを考えれば私は「安い!!」と断言できます。
とはいえあと1000円高くても良いから上記の悪い点を改善して欲しいとは思いますけどね。
熱帯魚だけでなく水草まで載っている上にエビ・貝まで掲載しているのですから、ひとまずこの図鑑を一冊手元に置いておき、あとは自分の興味のある魚種の図鑑を購入したり、月刊誌などで最新の情報をチェックしておけば万全でしょう。